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| 04:Material 素材 |
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| 和紙という素材 |
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| 別に特に和紙が好きだったわけではありません。むしろ古くさくて地味な存在でした。それが一変したのが、海外の著名な美術館で、文化財の修復に日本の和紙が使われていると知った時です。丈夫で虫が付かず、1000年ももつ。しかも美しい。それが理由です。確かに、正倉院の書物を今も読めるってすごいことです。 |
| そんな世界に誇れるものが身近にあるのに、そのすごさに気が付いてないのは日本人なのかもしれない。と自分の過去の反省も含め、せっせと灯りに仕立てます。だからいつも和紙を使います。でも古くさくて地味、ではちょっと、ね。そこでメタルと組み合わせて、少しばかり垢抜けて頂いて。
「これ、何でできているんですか?」と聞かれるのは、実はすごく嬉しかったりして。 |
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| メタルという素材 |
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最初は、助っ人だったんです。強度面で不安が残る和紙の灯りに、補強をしたくてメタルを使い出しました。ところが、今ではすっかり主導権を握られ…。
一見、冷たくて硬いという印象のメタル。その硬さという利点を生かし、主に照明の「脚」やジョイント部分に使ってきました。でも金属は一旦火を介すと、時間はかかりますが、自由にそして柔軟に形を作ってくれるんです。伸ばしたり、曲げたり、彫ったりできます。溶かして型に流し込むことも。形が出来上がる頃には、じんわりとぬくもりさえ伝わってきます。
仕方がない。堅そうに見えた奴が、実は素直だった!と恋に落ちたようなものです。たまには和紙に引き立て役に回ってもらいましょう。そして、これからも大いに幅を利かせてもうらつもりです。 |
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冬野朋子 |
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